会長のつぶやき20

梅雨が明けてから、異常な雨、雨、雨。流石に応えますね、体にも心にも。
前回の雨の時は(7/13)は、近くの七北田川がかなり増水し、堤防が決壊するかと思うほどの濁流でした。しかしながら、堤防までわずか1m程度までせまって、あとは引いていきましたので、安心は致しましたが、思わず、1986年8月5日の水害を思い出しました。あの時は、宮城県全体が水害に見舞われました。当時は、それこそ七北川の水位が堤防とフラットになり、一部決壊した記憶があります。結局、人間は自然の力に対して無力とまでは言いませんが勝つ事はできません。今回の(7/15)の雨は地域によって違っていたようで、私の家の前にある小さい川が決壊し、田んぼとの区分けがつかない状況になり、道路は通行止め、一時、孤立してしまいましたね。結局のところ、二日間で水は引いたのですが、後始末が大変でした。泥の処理、流されてきたゴミの処理etc色々ありました。結局また思うのは、「人間は自然に勝てない」と言う言葉です。しかし、現在は、様々なところから、アナウンスが入ります。うるさいくらい入ります。考えてみればこのくらいの事をやらないと、人間は危機感を持たないと思います。命の危険を知らせていただいていることに感謝をし、自分、そして家族の命を守る、まずはここが最初ですね。現在、情報ネットワークがかなり行き届いております。避難にしても、確認にしてもこれを生かさない手はありません。今、様々な要因で災害が起こります。命を守るためには、まずきちんと聞くこと、聞く耳を持つこと、見る目を持つことが大切かと思います。是非皆様、うるさいと思うかもしれませんが、まずは、耳に入ってくる情報を聞く癖をつけましょう。ここからの行動で、多くの命が救われます。大切な人、大切な命は、自分で守る、そんな心構えを常に持ち歩きましょう。

 

仙台東地区安全運転管理者事業主会
会長  井上 環