会長のつぶやき25

 いい季節になりました。本来であれば、ゆっくり時が過ぎるのを味わい、時間という流れに乗り、その時々を満喫したいと考えるのですが、現実はなかなかそうさせてくれません。年度が変わり、さまざまな物事が変化してきており、そこに対応するだけでも結構な時間に縛られます。すべてが完結すれば良いのですが、そうはなかなか行かないのが現実です。そんな中、ふと心が休まる時間があります。それは人によって様々だとは思いますが、ある人は、花を見てその時間が止まり、ある人は、耳に好きな音楽が流れてきて時間が止まります。この時間が止まる瞬間は、誰にでもあるが、その瞬間を見逃してしまうと、次はいつ来るか予想できません。つまり、必要な時にその瞬間がくるのであって、待っていてもくるものではありません。この瞬間をうまく掴むこと、これが出来れば楽しい人生を送ることができるのではないかと考えます。そのためには、考え方や見方がちょっとだけ入る入れ物を持ち運ぶとその入れ物に入ってくると思います。いわゆる「ゆとり」のある心を持つことによって、人の生き方が大きく変わっていくものと私は思います。どんなに時間がなく忙しくとも、心に「ゆとり」を持った生活をしたいものです。これからは物事の変化は、今までのスピードではなく、加速的されていく事が予測されます。ぜひ皆さん、どのような状況下にあっても、「ゆとり」を持って対処に当たっていきましょう。いつしかそれは、自分の「夢」を叶える術となると私は思っています。そう考えると、これからの人生、楽しくなると思いませんか。という事は、「ゆとり」=「夢」はセルフマネジメントが出来るという事につながります。是非そのような気持ちを持ちながら、今年度もチャレンジしていきましょう。


仙台東地区安全運転管理者事業主会会長 井上 環