会長のつぶやき その12

 東日本大震災から10年が経過し、あの時は大変だったなぁ、などと考えていた時、再び地獄の使者が私たちを瞬時にあの時にタイムスリップさせた。それが2月、3月、そして5月、今年に入ってから3回の大きな地震だ。メディアでは、あの東日本大震災の余震であると言う。この災害(いわゆる自然災害)に対して人間は、ほぼ無力だ。予測ができないことがその理由だ。毎回、あの携帯電話から流れる異様な音楽が耳に刺さる。今後もまた発生するだろうと言われている。しかしながら、いつまでも泣き言を言っているわけにはいかない。そう、私たちは対応力を持っている。東日本大震災で経験したことが大前提となり、万が一の対応に関しては、経験済みだ。ここで私たちの対応力の向上を考え、再度、家族、会社、近隣の方々と話し合ってみてはいかがなものかと考える。例えば、安否確認の方法、逃げる場所、食料等々話せばキリが無いくらい沢山ある。もう一度、原点に帰って、災害に対する心構えをしていく必要があるのはないかと、僕は思う。

 「大切な人がいるなら、大切にできる間に、大切にしたほうがいいと思う。
   人って、ちょっとした出来事で、会うことが出来なくなってしまうから。」