会長のつぶやき21

 最近といえば最近、ここ数年といえば数年になるが、いわゆる新型コロナウイルスが蔓延してから、なかなか多くの方々と会える機会が激減した。それに伴い、ITがどんどん進化し、やれWEB会議やメールの活用など、私にとってはとてもついていくことが出来ない時代に変わってきた。街を歩いていても、ほとんどの人が携帯電話を見ながら歩いている。公共交通機関を使えば、そこで、また携帯電話、人との会話はどうなっているのでしょうか? 本来、人は相手の表情を見ながら考え、そしてコミュニケーションをとってきた。相手の目、鼻、口、耳がそれぞれに反応するのを見ながら、言葉を選び、もしくは一呼吸を入れるこれも、一つの技術であると思っていた。しかし現在、携帯電話が普及し、必要以外の言葉は無く、相手に物事を伝える。確かに悪いことではないが、相手の心が読みづらい。また時には文書なしで、絵文字や、スタンプで送られてくる。古い人間からすると、全くの非常識である。それらを普通に使っている方からすれば、全くの常識であり、時間短縮が出来る事から、日常での生活、ビジネスとして最強のツールとなっている。私も理屈は十分承知しているが、なかなか使いこなせない。恥ずかしいことではあるが、いわゆるIT難民の一人だ。平成の約30年だけでも、この情報ツール、ITがものすごいスピードで進化した。インターネットの時代に完全に突入し、今は、それをさらに越す勢いで、様々なIT技術が進んでいる。実際のところ、IT用語すら理解できない私は、とりあえず首を縦に振っているだけの毎日である。しかし、これでは本当に取り残されると最近思い始め、まずは格好からと思い、少しずつ道具を揃え始めた。もっと早く気づいていれば・・・と今更言ってもしょうがない。とにかく今から追いつくことは当然無理なので、一つ一つ積み上げていこうと思っている。少なくても、IT難民と言われぬよう、地道に取り組んでいこうと思っている。いずれ、全てとは言わないが機械化される時代がくる。その時、機械に使われないよう年齢を重ねていきたい。
 私と同じようにもがいている皆様、共に頑張りましょう。

 

仙台東地区安全運転管理者事業主会
会長  井上 環